About ZAP-X

ZAP-Xについて

「開頭せずになおす」定位放射線治療装置 ZAP-Xとは?

シンフォニー病院 ZAP-X
シンフォニー病院 ZAP-X

脳、頭頚部の病変に用いる新しい「定位放射線」装置です。

「放射線外科」とは大量の放射線を照射することで、標的病変の放射線にたいする感受性にかかわりなく治療するものです。このために細胞分裂の多い悪性腫瘍だけでなく、良性腫瘍や血管の病変にも効果を発揮します。

しかし周辺の組織への影響を避けるために、正確に位置と範囲を制御する必要があり、そのために「定位的」放射線照射が必要となります。

腫瘍、血管奇形などの深部の脳の病変、を開頭しないで「切らずに」治療でき、ことに、乳がんや肺がん、消化管のがんの脳転移は、がんの生存期間が長くなったために治療の必要も増え、複数の転移がある場合はとくに脳を壊さないですむピンポイント照射は大きな意義があります。

ZAP―Xが従来からあるガンマナイフ(第1世代)、サイバーナイフ(第2世代)の定位放射線機器と比して備える革新的な特長としては、以下の点があげられます

1)非侵襲的なソフトマスクで頭と顔面を覆って固定すること。

ガンマナイフのように頭蓋へのピン刺入、フレーム固定などを要さずに、精度を維持しています。

2)治療中の位置補正装置があること。治療中の画像誘導(Image Guided System)により、からだの位置のズレをリアルタイムで計測、補正します。これによりソフトマスク固定にもかかわらず誤差1㎜以下のターゲット精度を実現しています。

3)分割照射ができること

ズレ補正によって、一回照射だけでなく、数回、数十回にわたって反復して同じ場所に照射治療(分割照射)ができます。これにより大きな腫瘍などを治療することが可能になりました。従来のフレーム・ピン刺入固定のガンマナイフにない大きなメリットです。 

4)リアルタイム透過線量モニター

からだを透過するビームをリアルタイムに、装置内の線量計がモニターし計画との差が発生すると直ちに停止、安全性を確保しています。

4)単純な機械的構成

動作の機構はアキシャル軸(主軸)とオブリーク(傾斜)軸、2軸の回転のみ(第2世代のサイバーナイフは6軸)、単純で精度が保たれやすい構造です。

5)X線線源としてリニアック(直線加速器)を利用しているため、コバルト線源の減衰がなく、治療時間が延長することがありません。

ZAP SURGICAL SYSTEMS, INC.について

  • 本社は米国カリフォルニア州シリコンバレー
  • 2014年に Dr John Adler により設立
    • Stanford大学脳神経外科教授
    • CyberKnife®の発明者、製造元Accurayの創立者、元CEO
    • Varian社の元CMO